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年末近し「NISA」投資をしている人が今すぐチェックすべきこと

重要! NISA口座の年内の取引はいつまでになる?

NISA口座に限らず特定口座における税金の計算は、注文が成立した日(約定日)ではなく、受渡日(売買代金の受渡日)をベースにして行われます。よって、日本における年内取引は通常12月30日まで行われるので約定は可能ですが、受渡日は翌年になります。受渡日が年を越してしまうため、年内取引として売買をするためには、受渡日が12月30日になるようにして注文する必要があります。

たとえば、国内株式の場合、約定してから受渡日まで4営業日かかるため、12月30日を受渡日とすると年内の取引は、12月27日が、年内に受け渡しが行われる最後の日になります。

上記は国内株式の場合ですが、NISA口座で対象となるものには、投資信託や外国株式等もあります。国内株式以外の商品の場合、受渡日が5~7営業日以上かかる場合もあります。たとえば、受渡日が7営業日の場合、12月21日が年内受け渡しの注文最終日となる可能性があります。

特に投資信託は、受渡日が商品によって大きく異なります。不安な場合は、購入する金融機関に確認することをおすすめします。その場合「今年のNISA口座の枠で取引をする場合、いつまでに買い付けをすれば年内の取引となるか」を確認するとよいでしょう。

最後に、年内に取引をしても翌年が受渡日になる場合、翌年の取引とみなされます。国内株式の場合、2016年なら12月28日から2017年のNISAの非課税投資枠で購入することができます。

各ポイントに注意して、毎年のNISAの非課税投資枠を上手に活用しましょう。

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