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お金には寝ずに働いてもらう! 初任給からはじめる資産形成

(写真=PIXTA)

新年度がはじまって早2ヵ月。
この春社会人デビューをした人は、待望の“初任給”をもらって、あれこれ使い方を考えている人も多いのではないでしょうか。

初任給といえば両親へのプレゼントや自分へのご褒美、貯金など人によってさまざまな使い道があると思いますが、自分自身でお金を稼ぐようになったからこそ、この大事なお金をどう有効に使っていくのかしっかりと考えておきたいところです。

お給料の使い道の選択肢の1つとして、新社会人の方にぜひ知ってほしいのは“投資”という使い道。

これからの社会人生活、自分が働いてお金を稼ぐだけでなく、“お金に働いてもらってお金を稼ぐ”ことも一緒に始めることをおすすめします。

そして実は、投資には「時間が味方する」という側面があり、若いときにはじめるほど有利だといわれているのです。

これから数回にわたって、お金に働いてもらう方法についてお話ししていきたいと思いますので、これまで投資になじみがなかった人にとって投資をはじめるきっかけになれば幸いです。

“お金を置いておく場所”を変える

お金を置いておく場所、としてまず思い浮かぶのは「銀行」ですよね。
毎月のお給料や節約をして、銀行に置いてあるお金をコツコツ増やしていくことが、今お金を貯める唯一の手段という人も少なくないかもしれません。

しかし、ひと昔前とは違い銀行に置いておくだけではお金はほとんど働いてくれません。今や一般的な普通預金の金利は0.0数パーセント、お金はほぼ“熟睡状態”です。

では、どうすればお金は覚醒して一緒に働いてくれるようになるのでしょうか。
みなさんがやることは、眠っているお金を“働ける環境に置く”ことです。

お金というのは置く場所を変えるだけで、眠ったり働いてくれたりするのです。今回は、投資デビューする人が知っておくべきお金の置き場所をご紹介します。お金にどれくらい働いてもらいたいか考えながら、どんな置き場所があるか見ていきましょう。

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