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「ゴールデンクロス」「デッドクロス」とは?

     

【★基礎からわかる「テクニカル分析」入門5-3】

いよいよ今回は投資家たちからの人気がとても高い「ゴールデンクロス」と「デッドクロス」を紹介します。重要な買いシグナル・売りシグナルといわれているのでしっかりマスターしておきましょう。

(ゴールデンクロスとデッドクロスは、株価チャートの「移動平均線」を使った分析方法です。詳しくは「移動平均線の種類と使いかた」で解説しています。)

ゴールデンクロスとは

「ゴールデンクロス」は、買いシグナルのひとつとされ、短期の移動平均線が、中期や長期の移動平均線を下から上に突き抜けるケースのことをいいます。

交差した移動平均線がともに上昇していれば、より強気なトレンドに転換したことを示唆しています。

デッドクロスとは

「デッドクロス」は、売りシグナルのひとつとされ、ゴールデンクロスとは逆に、短期の移動平均線が、中期や長期の移動平均線を上から下に突き抜けるケースのことをいいます。

交差した移動平均線がともに下降していれば、より弱気なトレンドに転換したことを示唆しています。

ゴールデンクロス・デッドクロスの“だまし”

直感的にわかりやすいゴールデンクロスやデッドクロスですが、問題点もあります。

ゴールデンクロスやデッドクロスを発見するのに使う移動平均線は、平均をとる期間が短ければ短いほど上下の動きが激しくなり、売買シグナルが多く発生する特徴があります。

短い時間軸でみることは短期売買においては役に立ちますが、相場のわずかな変動で頻繁にシグナルが変わってしまう“だまし”も多いので、注意が必要です。

一方で長期の移動平均線では、だましは少なくなりますが、タイムラグが生じ、トレンド転換のシグナルが現れるのが遅くなります。銘柄ごとに相性の良い時間軸を探してみるとよいでしょう。

一般的には株価上昇のサインとしてみられているゴールデンクロスも、またその逆のデッドクロスもすべてが絶対的なものではありませんので、過信は禁物です。

チャートでわかるゴールデンクロス

こちらは、ゴールデンクロスの実例チャートです。


(※ここでは、短期線を25日線、中期線を75日線、長期線を200日線とし、25日線が75日線を上方に突き抜けて交差する局面を「ミニ・ゴールデンクロス」、25日線や75日線が200日線を上方に突き抜けて交差する局面を「ゴールデンクロス」と表現しています。)

「ミニ・ゴールデンクロス」には先行性はあるものの、誤った売買シグナルである“だまし”なども多く、信頼性はあまり高くないとされています。
一方、長期線(200日線)を短・中期線が上に突き抜ける「ゴールデンクロス」は実際の株価の動きよりもタイムラグがあるものの、信頼性は高いとされています。

今回の例では、長期線(200日線)がダウントレンド(右肩下がり)であるため、一般的に買いのサインとされているゴールデンクロスも弱めのシグナルとなっています。

ここで重要なのは、まず中長期線の傾きでトレンドを確認し、次に短期線で売買タイミングを図ることがポイントであり、移動平均線を複数使うことが有効といえるでしょう。

チャートでわかるデッドクロス

こちらはデッドクロスの実例チャートです。


(※前述と同じく、短期線を25日線、中期線を75日線、長期線を200日線とし、25日線が75日線を下方に突き抜けて交差する局面を「ミニ・デッドクロス」といい、25日線や75日線が、200日線を下方に突き抜けて交差する局面を「デッドクロス」と表現しています。)

今回のケースでは、200日線がダウントレンド(右肩下がり)であり、長期トレンドは下降しています。

そのなかで、「ミニ・デッドクロス」と「デッドクロス」が明確な売りシグナルとなっており、売買タイミングも首尾よくとらえています。

さて、今回は「ゴールデンクロス」「デッドクロス」の見かたを解説しました。みずほ証券のオンライントレードシステム「みずほ証券ネット倶楽部」では、ゴールデンクロスやデッドクロスが発生した銘柄を簡単にスクリーニングできるので、自分で探さなくてもすぐ見つけることができて便利です。ぜひご利用ください。

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次回は移動平均線の応用編に進んでいきます。どうぞよろしくおねがいします。

>>次のレッスン「移動平均かい離率(エンベロープ)って何?」

>>【連載】これからの相場をテクニカル視点で読む! 中村克彦のテクニカルコラム
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