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お金を守りながら増やす 「個人向け国債」でかしこく貯蓄!

色々な国のお札やコイン
(写真=PIXTA)

貯めているだけじゃ、損をする!?

 最近、身の回りの物の値段がずいぶん上がったと思いませんか? その他にも消費増税や健康保険料、住民税など、いつの間にか色々な税金が増えています。

 それなのに入ってくるお金は一向に増えず、家計の負担は増す一方。そんな日本の経済の先行きに不安を感じて一生懸命節約し、とにかく貯金に励んでいる人も多いのではないでしょうか。

 せっかく貯めているお金ですが、今後、インフレが予想されるなか銀行に預けているだけでは価値が“目減り”してしまう可能性があり、「自分のお金は自分で守る」必要が出てきました。

お金はどこに置いておけばいい?

 使えるお金が減ってしまうので増やさねば! と、株式や外貨預金、不動産等の投資にお金を回すという選択肢もありますが、運用によっては大きな損をしてしまう可能性があり、資産を減らしてしまっては本末転倒です。

 そのようなリスクをとりたくない場合に人気な投資先として「国債」があります。国債とは、債券の一種で、国の借金に応じた権利を証券化して、国にお金を貸すかわりに利息をもらうことができるものです。

 このとき、国に貸したお金(元本)は、満期時(償還日)にすべて戻ってくることを国が保証しています。つまり、債券を持っていると、満期日まで利息を定期的(年2回)にもらうことができ、満期日には預け入れたお金と利息を受け取ることができるのです。

 しかし、2016年2月に日銀が「マイナス金利政策」を導入すると、市場利回りがマイナスになってしまう国債が出てきました。

 そもそも元本を守りながら安定した利益を出したいと考えていた投資家にとっては、悩ましい事態となっています。かといって、やっぱり預貯金にしておこうと思っても、手数料や口座管理料などでお金がかかってしまう可能性もあり、実質的には資産が目減りしてしまうこともあり得るのです。(万が一銀行が破たんしてしまったら、ペイオフが適用され1,000万円を超える預金は戻ってきません…)

 では、マイナス金利下で安全に貯蓄をするにはどうすればよいのでしょうか?

安心して貯蓄できる「個人向け国債」に注目

 マイナス金利の今、注目を浴びているのは「個人向け国債」です。

 個人向け国債には、固定金利3年、固定金利5年、変動金利10年の3つの種類があります。
個人向け国債は債券の一種ですが、マイナス金利下の現在でも「下限金利」が0.05%に設定されているため、毎年0.05%の利息は必ず受け取ることができます。つまり、利息がマイナスになることがありません。この下限金利は、個人向け国債だけの特権でもあります。1万円から購入することができ、気軽に購入できるのも魅力です。

 さらに、国債を購入したときの金利がそのまま満期時に適用される「固定型」ではなく、半年ごとに適用利率が変わる「変動型」のものを選べば、将来、マイナス金利政策が終了し、金利が上昇に転じた場合には利息が増えることも期待できます。

 マイナス金利政策は、日銀が2%の物価上昇を達成するために市場にお金をたくさん流通させるための施策の一つであり、他にも国債やETF、J-REITを買い上げることで資金を大量に供給し、大胆な金融緩和を行ってきました。この施策自体は「異次元緩和」と呼ばれており、一般的には長く継続することは好ましくない施策であるため、一定の効果が表れ、物価上昇達成のメドがたてば、いずれはマイナス金利政策は解除され、金利は上昇していくものと予想されます。

 このような背景から変動型で、満期が10年の「変動金利型10年個人向け国債」を買っておけば、今後10年の間にマイナス金利政策が解除され、たとえインフレが起こったとしても金利の上昇に伴って利息も増えるので、資産が目減りすることがなく貯蓄には最適な選択肢というわけです。

 もし満期前に途中で換金したいと思った場合も、発行から1年経過以後は「直前2回分の利子(課税前)相当額×0.79685」が差し引かれますが、いつでも国が買い取ってくれます。なお、国債を購入された後、保有者がお亡くなりになった場合または大規模な自然災害により被害を受けられた場合は発行から1年以内であっても国が買い取ってくれます。

図1

※換金のしやすさ
 発行から1年経過以後「直前2回分の利子(課税前)相当額×0.79685」が差し引かれますが換金が可能です。なお、国債を購入された後、保有者がお亡くなりになった場合又は大規模な自然災害により被害を受けられた場合は発行から1年以内であっても換金が可能です。

個人向け国債をさらにお得に買う方法がある?

 このように安全・有利な個人向け国債ですが、購入の方法次第でさらに得をすることができます。それは、一部の証券会社や銀行が行っている「キャンペーン」をかしこく利用する方法です。

 例えば、ある証券会社のホームページを見てみると、100万円の個人向国債を購入すると3,000円の現金や、各社のポイント等がもらえるキャンペーンが行われています。さらに、1,000万円の個人向け国債を購入すると50,000円の現金や、各社のポイント等がもらえるなど、金利による利息以外にも現金がプレゼントされるとても魅力的なキャンペーンとなっています。

将来損しないためにも今、貯蓄のしかたを見直そう

 めまぐるしく変わる日本の経済事情ですが、お金の置き場所によって将来の資産額に差が出てくるかもしれません。これまで漠然と銀行預金でお金を貯めていた方は、この機会に「どこにお金を置いておくか」ということをあらためて見直してみましょう。

 「個人向け国債」をもっと詳しく知りたくなった方は、下記のページで詳しく解説しています。

>>みずほ証券の個人向け国債キャンペーンはこちら

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