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お金について詳しくなる「資格」3選

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(写真=PIXTA)

 「自分の将来」、「自分のお金」は、自分で守らなければいけない時代。お金の知識はますます大切になっています。本やネットで情報を仕入れるだけでなく、「もうちょっとお金について詳しくなりたい」と思うなら、お金に関する資格を取ってみてはいかがでしょうか。勉強を通して、生活に役立つお金の知識を身に付けることができます。

 比較的チャレンジしやすく、お金について詳しくなる資格を3つ紹介します。

「高校生からビジネスパーソンまで」 日商簿記検定

 経理や財務部門で働く方は必須の日商簿記検定。こうした部門以外に所属しているビジネスパーソンでも、お金の動きを理解するうえで有用な簿記を学ぶことは有意義といえるでしょう。キャリアアップだけでなく、就職や転職にも有利な資格です。また自営業者や個人事業主にとっても、青色申告書類の作成や経理事務の処理を円滑に行うのに役立ちます。

 大学によっては経営学部や商学部などへの推薦入学の入試時に優遇されるところもあるそうです。

 そのなかで日商簿記検定3級は、今では高校生からビジネスパーソンまで気軽に受験ができる資格の一つとして注目されています。

 日商簿記検定3級の試験は、商業簿記の基本的な内容を問われるものなので難易度は低めです。独学でチャレンジすることもできますが、勘定科目の仕訳など日常生活で目にする機会の少ない知識が必要です。インターネットなどで情報を調べて、自分にとっていちばん理解しやすいテキストを選んで学習するとよいでしょう。

マネーリテラシーの基礎「ファイナンシャル・プランニング技能検定」

 ファイナンシャル・プランナー(FP)は、夢の実現に向けて資金計画を立ててアドバイスする、いわば“お金の専門家”です。お金に関する資格の中でも人気が高く、多くの人に注目されています。

 FPの資格はキャリアアップにも役立ち、金融機関や住宅メーカー、保険会社などへの就職、転職にも有利で、努力次第で独立開業も目指せる資格です。生活の中でも、家計の見直しや保険、住宅ローンの組み方、資産運用、相続対策などに役立つ知識を身に付けることができます。

 入門編となる3級ファイナンシャル・プランニング技能検定では、ライフプランニングと資金計画、リスク管理、金融資産運用、タックスプランニング、不動産、相続・事業承継の基礎的な知識を得ることができます。難易度も低く、参考書や問題集を活用して勉強すれば、独学でもチャレンジできます。

 幅広くお金の知識を身に付けることができ、合格すれば国家資格の3級ファイナンシャル・プランニング技能士と名乗ることができます。一生涯使える資格で信頼度もアップするでしょう。

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