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お客さまの金融資産は最低1億円? プライベートバンクの世界

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(写真=PIXTA)
「プライベートバンク」って聞いたことありますか? 富裕層をお客さまに持つ金融機関といったイメージはわくかもしれませんが、具体的にどのような世界なのかは知らない方も多いでしょう。プライベートバンクは、どのようなサービスを提供してくれるのか、またどんな特徴があるのかを解説します。

富裕層のお客さま向けに総合的な資産管理・運用サービスを提供する

プライベートバンクの発祥の地はスイスです。一定以上の資産を保有する富裕層のお客さま向けに、銀行や証券、信託、投資顧問、不動産関連などの機能を包括的に活用した総合的な資産管理・運用サービスを提供します。

通常の金融機関では多くのお客さま向けに預金や融資など、あるいは投資信託や国債などの金融商品・サービスを提供しますが、プライベートバンクでは富裕層のお客さま一人ひとりにあわせ、商品やサービスをオーダーメイドで提供します。

富裕層の人気を集める理由は、おもに二つあります。一つめは、管理がしやすいことです。世界の株式や債券、投資信託などの金融商品を一つの口座で管理できます。二つめは、お客さまの運用方針・考え方に合わせた資産運用のアドバイスや、定期的なメンテナンスを行ってくれることです。

欧米ではプライベートバンクの担当者と一生のつきあいとなることも多く、次の世代への事業承継などもアドバイスしてくれます。代々、その家のお金のコンシェルジュとしてプライベートバンクが機能しているのです。

スイスのプライベートバンクには200年以上前から存在するものも

海外におけるプライベートバンクにはどのようなものがあるのでしょうか。スイスで19世紀初頭に創業したあるプライベートバンクは、今や規模の大きな老舗プライベートバンクの一つとして、ヨーロッパをはじめ世界の主要都市に事務所を構えています。お客さまの資産運用と資産管理に特化し、資産の保全が強みといいます。

また、18世紀の創業となる同じスイスのプライベートバンクは、歴史も規模もトップクラスで、資産を守り育てるという専門性を軸とした資産管理や資産運用業務はもちろんのこと、スイスの教育機関等の情報提供等も行っています。

最低でも金融資産100万米ドル以上

こうしたプライベートバンクは、一般的に金融資産を最低でも100万米ドル以上、日本円で1億円相当以上保有される方を対象としています。なかには1,000万米ドル以上などとより高い金額基準を設けているところもあります。

個別サービスを提供するプライベートバンカー1人が担当できるお客さまの数には自ずと限度があり、富裕層のお客さまそれぞれにとって最適なサービスを提供するためにはコスト面を考慮せざるを得ないためです。なお、手数料の多くは資産残高に対し所定の料率をかけた金額となるようです。お客さまにとっても資産額が少ないと手数料の比率が上がりがちで効率的とはいえません。

一人ひとりのお客さまのニーズにあった高度なオーダーメイド・サービスの提供、長期にわたって築きあげられた信頼関係に裏付けられた資産を守る役割、プライベートバンクは長期的な資産保全を図りたい富裕層にとって利便性の高いサービスを提供する金融機関です。今後も世界の富裕層にとって、なくてはならない存在であり続けることでしょう。

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