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景気循環から日本株の底入れ時期を探る

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(写真=PIXTA)

 2016年序盤にかけて大幅に下落した原油価格や新興国株式市場が徐々に反発に転じるなど、」修正前:「2016年3月、米国株の高値が更新されたことや、原油価格がこれ以上下がらないところまできたとみられることから、、過度なリスクを取ろうとしない姿勢が弱まりつつあります。今後、日本株の重荷となってきた円高の動きが一服すれば、投資家心理の改善につながりそうです。そこで、景気循環とあわせて日本株の底入れ時期を探ってみました。

~景気循環~ 戦後の平均は拡張 36ヵ月、後退16ヵ月

 下表は1951年以降の景気循環と日経平均株価の騰落率を示しています。戦後の景気循環を振り返ると、拡張36ヵ月、後退16ヵ月というサイクルが浮かんできます。

 景気の山や谷をつくりだす要因として、在庫投資(キチンサイクル:約4年)や設備投資(ジュグラーサイクル:約10年)の波があります。

 株価の動きは景気循環に対して先行する傾向があり、金融政策や投資家心理なども複合的に影響しています。日経平均株価の平均騰落率は拡張期が+48%、後退期がマイナス4%となっています。なお株式相場の流れは、「金融相場」「業績相場」「逆金融相場」「逆業績相場」 という4つの局面におおよそ分類することができます。

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~日経平均株価~ 2016年10月までに底入れも 

 景気後退期の短いケースでは、1977年の円高不況(第8循環)や2012年の欧州危機(第15循環)が7~9ヵ月、平均すると16ヵ月程度となっています。

 2015年6月、日経平均株価は高値2万868円をつけました。その後、中国経済の成長減速、原油安、円高進行などにより大きく調整したものの、すでに10ヵ月が経過しています。仮に15年6月を景気の山として戦後の景気後退の平均期間を当てはめると、16年10月までに日本株は底打ちも想定されます。

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~今後の焦点~ 原油から為替へ 

 2016年2~3月には、米国株と原油が底入れしたことから日本株も反発しました。今後は株式市場の重荷となってきた円高進行に歯止めが掛かるかに注目が集まりそうです。

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