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どの銘柄を買えばいいか迷ったらプロにお任せ 「投資信託」の魅力

長らく「毎月分配型」が人気だが……

 投資信託の中でも、以前から人気を集めているのが毎月分配金が支払われる「毎月分配型」です。これは毎月決算を行って、収益の一部を毎月分配するものです。資産運用をしながら、毎月少しずつ成果を得たいという投資家には合った商品といえるでしょう。

 しかし投資信託は、分配金を出すとその分、基準価額が下がることになります。分配金には2種類、運用益から支払われる「普通分配金」と、元本から切り崩して支払われる「特別分配金」があります。特別分配金はもともと自分の資産ですから課税されませんが、運用益から支払われる普通分配金は課税の対象になります。分配金のすべてが元本からの切り崩しだと困りますし、普通分配金は引かれる税金の分だけ再投資できる額が少なくなり、投資効率が悪くなるとも言えます。

 このため最近は、毎月分配型を避ける投資家も増えているようです。格付投資情報センターによる投信販売ランキングを見ても、毎月分配型のランクイン数は数年前と比べて減っています。また2016年5月23日付け日経電子版も「投信『毎月分配型』曲がり角 運用難、シェア低下」という記事を掲載しています。

 とはいえ、投資スタイルは人それぞれです。どの金融商品にもリスクや注意点はあります。投資信託は商品数も多いので、自分に合った商品を見つけられる可能性は十分あります。自分のポートフォリオにうまく組み入れて、長期で成果を出せる、自分なりの投資スタイルを見つけたいものです。

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