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マイルールを決めてプラス5万円。白鳥さんの信用取引体験日記~50代男性がお金と健康な身体を手に入れるまで~

そろそろ老後のことも気になりだした一般の個人投資家 白鳥さん(50代後半男性・素顔はちょっとコアラに似ている)のはじめての信用取引体験に、お金のキャンパス編集部が密着取材。貯金はほぼお酒に消えていたという白鳥さんが、一念発起して株式投資に挑戦。しかも、リスクが高いといわれる「信用取引」に…!?そのリアルな投資の全記録を複数回にわたって公開します。

前回、友人に相談して、自分なりに投資方針を決めた白鳥さん。1週目~2週目の成果は、どうだったのでしょうか。

1週目:最初に買ったのはNISA預かりの保有銘柄

好きな会社の株を応援の意味で買ったことしかないので、選び方がわからない。
ひとまず保有している2つの会社の株を信用買いしてみた。(ちなみにどちらもNISAで保有していて信用の担保にはしていないので二階建て規制にひっかからない)
チャートだけみて「上に行くんじゃない!?」という程度の判断。

はじめてなので慎重に、厳し目の指値をセット。いずれも不出来。翌日もう一度、指値セット。またしても不出来。さらに翌日、成行に変更して約定。約定した瞬間、建玉一覧の評価損益欄が全部マイナス。一瞬「えっ?」と思ったが「手数料か!」と納得。この表の評価損益は手数料以外も引かれているのかを調べる。すると手数料も金利などの諸経費もすべて(税金以外)がひかれていることがわかる。「税金を除けば、今、返済するといくらになるのかが一目瞭然ということか!便利じゃん」と思いつつ、建玉一覧をパソコンに出しっぱなしにして「減った!」「増えた!」と一喜一憂。

2週目:生まれてはじめての利ザヤは5万5千円。そして信用売りに初挑戦

★白鳥ルール
①最初のうちは110万円以上建てない
1つの建玉は50万円程度に揃える(だから建玉は2つ)。
③損益はプラスもマイナスも10%以内で返済(反対売買)

A2万5千円B3万円増えたところで返済。③の1割ルールだとそれぞれ5万円まで待つところ、気が小さくて待てない。はじめての利ザヤだったので一人で祝杯をあげた!使っちゃった!!でも出金していないので大丈夫だ!(何が大丈夫かは深く考えない)

両方返済したので2つ新規建てを画策。慎重すぎる指値を連発して不出来が続くも、3つ約定。2つまでのルールだったが、3つ約定してしまった。
1つはお昼に食べたカレーがやけにおいしかったので、その会社Cの株を信用買い。もう1つは有名だけど最近パッとしない感じのネット会社Dの株の値下がりを予想して信用売り

もう1つは3万円儲かった保有株。まだまだ上がる気がして再度信用買い
この週は5万5千円プラス
ただいまの保証金:115万5千円

「『信用取引は信用できない』と思っていたが、なんか手軽で簡単な気がしてきた!

二階建て(にかいだて)
信用の担保とした現物株と同じ銘柄を信用でさらに買うこと。非常に強気な投資手法でもあるが、値下がりしたときにダブルパンチとなるリスクが大きいため、証券会社によってさまざまな規制がある。

指値(さしね)
「この値段で買いたい(売りたい)」という注文。

成行(なりゆき)
「いくらでもいいから、すぐに買いたい(売りたい)」という注文。

約定(やくじょう)
取引が成立すること。

不出来(ふでき)
取引が成立しないこと。

評価損益(ひょうかそんえき)
保有している株式が現在どれくらいの損益がでているかという金額。決済したときにはじめて利益や損失が確定するので、幻となってしまうことも…!? 含み益・含み損などともいう。

 

【「白鳥さんの信用取引体験日記」バックナンバーはこちら】
第一回 110万円からはじめるリアル投資の全記録。

【「白鳥さんの信用取引体験日記」続きはこちら】
第三回 儲かる株のヒントは日常のなかに…