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ドル安円高はいつまで? テクニカル面からみるトレンド転換点は?

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 昨年末から今日に至るまで約10ヵ月にわたって続いているドル円の下落トレンド。長期間続いてしまうと困る企業も多い“ドル安円高”状態ですが、いったいいつまで続くのでしょうか?

 一方ドルを買いたいと思っている人にとっては“底”となる時期をぜひとも見極めたいところですが、実は、その転換点はもうすぐそこに迫っているかもしれません。

 日米の金融政策面・テクニカル面からトレンド転換点を見極めるためのポイントを解説します。

年初から9月まではドル円は下落トレンド

 アベノミクスによる円安株高が進行し、昨年末に1ドル=123円台をつけていたはずのドル円ですが、2016年に入ってからというもの、米国の景気後退への警戒感や日銀の金融施策に対する手詰まり感を受けて、9月にいたるまで一貫して下落トレンドをまい進中です。

図1

ドル通貨圏への夏休みの旅行は、逆にお得感があったかも・・・?

「原油下落」&「中国経済への懸念」、「ブレグジット」がさらに追い打ち

 2016年の6月にかけて、原油価格の下落や中国経済への懸念など、立て続けに世界経済への不安が高まっていたことは記憶に新しいかと思います。

 「世界経済が不安になれば、円が買われる」というのはお決まりのセオリーになりつつありますが、実際もリスク回避のために円が買われ、米国の景気後退への不安も手伝ってさらなる円高圧力となりました。

 そのような状況のなか、イギリスのEU離脱(ブレグジット)が発生。多くの人々の予想に反して離脱派が勝利したため、市場は大荒れの展開に。ドル円も1ドル100円を瞬間的に割り、一気に98円台まで下落しました。

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