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FOMC、日銀金融政策決定会合……重要イベント目白押しの6月 日本株は相場の分岐点を迎えるか

FOMC
(写真=PIXTA)

 5月の日本株は16,000円台を値固めしつつも、薄商いが続きました。チャートからみても「三角もちあい」(上値と下値が徐々に収れんして、チャートのカタチが三角形のようになる状態)を形成し、相場の分岐点を探るかっこうとなりました。

 6月は重要イベントが控えており、日本株のもみあい放れのきっかけになりそうです。主なイベントをおさえておきましょう。

~6月の日本株~重要イベントを控える日本株が動意づくか

2日 石油輸出国機構(OPEC)総会
 主要産油国は増産凍結に慎重で、総会の内容次第では原油が再び反落するとの懸念もくすぶっています。WTI原油先物は15年6月高値61ドル台から16年2月安値26ドル台へ下落しました。その下げ幅(約35ドル)に対する61.8%や2/3戻しとなる48~50ドル近辺まで値を回復しつつありますが、足元での上値はやや重くなりつつあります。

14~15日 米連邦公開市場委員会(FOMC)
 4月開催分の米FOMC議事要旨公表をきっかけに、6月の米利上げ観測が強まっています。

15~16日 日銀金融政策決定会合
 4月末の会合では追加緩和は見送られました。7月の参院選前に緩和期待が再び高まることも想定されます。

23日 英国のEU離脱(Brexit)を問う国民投票
 仮に離脱となった場合、1年以内に英ポンドは10%超下落し、2年以内に50万人近くが職を失う可能性もある、と英財務省が見解を示しています。

~三角もちあい~薄商いは定石通り、相場の分岐点近い?

 日経平均株価は上値と下値が収れんし、三角もちあいとなっています。その特徴として、
 
(1)株価は5回以上の振幅を繰り返しつつ、
(2)その間の売買代金は縮小し、
(3)株価はいずれ上下どちらかに大きく振れる――というパターンがみられます。

 足元の薄商いは三角もちあいでの定石通りといえ、3月月中平均が意識されながら相場の分岐点に近づきつつあります。

FOMC
出所:公表資料より作成

~移動平均線~短中期線が収束、長期線までの戻りも

 日経平均株価の25日線と75日線が収束して、もみあい放れを示唆しつつあります。25日線、75日線とは、それぞれ直近25日間、75日間の終値を平均値化し、線としてつなげたものです。

 仮に上放れた場合は、200日線前後――グラフでは18,000円前後の水準まで上がる可能性も考えられます。 

日経平均株価と移動平均線
(日次:2015/12/30〜2016/5/25)
FOMC
出所:公表資料より作成