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株価チャートの基礎からわかる「テクニカル分析」入門

【★基礎からわかる「テクニカル分析」入門1-1】

みなさんは、「テクニカル分析」という言葉を聞いたことがありますか?
「テクニカル分析」とは、投資における一種の分析方法です。

今回はまず「テクニカル分析とは何なのか」について、みずほ証券 シニアテクニカルアナリストの中村がご説明させていただきます。

よろしくお願いいたします。

なぜ、テクニカル分析を学ぶのか

テクニカル分析をこれから学ぶ方にまず、知っておいてほしいある格言をご紹介します。

「強気相場は悲観のなかに生まれ 懐疑のなかで育ち 楽観のなかで成熟し 幸福感のなかで消えていく」。

米国、ウォールストリートの有名な格言の1つです。

1.市場参加者が「売り」と思っているうちに強気相場が発生し、2.「強気相場とまだ断定できない」と疑っているうちに相場が進み、3.「トレンド=方向性が出てきた」と思った頃には相場の終局が近づき、4.皆が「買い」と騒ぐなか、相場は天井を形成する。ということを表しています。

人よりも半歩先もしくは一歩先に動くことができれば、相場において大きな利益を得ることができるでしょう。大衆に流されずに少数派であるためには、「常に市場を冷静に客観視するための指針」、つまり“モノサシ”が必要です。テクニカル分析は、その“モノサシ”の役割を担っています。

チャートから透けてくる投資家たちの心理

わかりやすいよう、人の心理と潜在的トレンドが形成されていく様子をイメージ化したものでくわしく見てみます。

★ 1.下落局面のリバウンド、つまり「また下がるだろう」という「悲観」のなかでは、すでに潜在的トレンドの形成は始まっており、
★ 2.「また下がるかもしれない」という「懐疑」のなかで、①「悲観」の戻り高値を上回り、
★ 3.2度目の戻り高値更新で「上昇転換した」いうと「楽観」的な見通しとなり、
★ 4.「上昇するしかない」と過度なバイアス(=偏向)が掛かった状態、「幸福」感のうちに天井を形成しています。

次に、人の心理とサポートライン形成の様子について、ご説明します。

まず、「底入れしたのかどうか」という「疑心」で相場を見ているうちに、下値を切り上げたことをサポートラインで「確認」し、再度下値を切り上げたことで「これ以上下がらない」つまりサポートラインは下値支持線であると 「確信」し、そしてそれを「過信」した頃には、すでに相場はトレンド転換に向かっています。

人の心理が、「上昇するしかない」そして、「これ以上下がらない」という「ユーフォリア、幸福感」に達した頃には、実際の相場は天井を形成し、トレンド転換に近づいている、ということです。

また、人は、しばらく同じ方向に相場が進むと「早く買わないと乗り遅れる、損をする」と、焦燥感に駆られやすいと、一般的に言われています。それだけに、冷静にトレンドを判断するため、現在の立ち位置つまりトレンドを確認するモノサシとして、チャートが必要となってくるのです。

>>次のレッスン 「テクニカル分析とファンダメンタルズ分析の違い」

 

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