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仕事+休暇=ワーケーション

(写真=Robert Kneschke/shutterstock.com)

旅先で休暇を楽しみながら

情報技術(IT)を活用して自宅や最寄りのサテライトオフィス等で働く「テレワーク」。働き方改革の一環として普及を図る官民の取り組みが進んでいますが、最近では新たなテレワークとして、旅先で休暇を楽しみながら仕事もこなす「ワーケーション」と呼ばれる働き方が注目され始めています。ワーケーションは、仕事(ワーク)と休暇(バケーション)を合わせた造語です。

長期休暇の取得促進にも

休暇中なのに仕事をするワーケーションは、一見すると働き方改革に逆行するようにも思えますが、その大きなねらいは働き手が確実に長期休暇を取れるようにするためといわれています。確かに、恒常的に仕事が忙しい人が長期休暇のスケジュールを組むのは難しいものです。突然、どうしても外せない会議が入ったために、以前から計画していた旅行をやむなくキャンセルするといったことも減りそうです。また、リゾート地などでリフレッシュしながら働くことで、オフィスではひねり出せなかったアイデアが浮かんだり、業務へのモチベーションが上がるといった効果も期待できるかもしれません。

ビジネス機会拡大に期待

自治体がワーケーション客を誘致する動きも出てきており、特に積極的な和歌山県ではリゾート地の南紀白浜(白浜町)にITオフィスを整備して企業に貸し出したり、首都圏の企業向けに体験会を実施するなどの取り組みを行っています。自治体にとっては、ワーケーションを通じて働く場としても地域の魅力を知ってもらい、観光振興や将来的な企業誘致につなげる目的があります。また、不動産大手の三菱地所は2018年8月、白浜町でワーケーション向けオフィスの運営事業に参画すると発表。東京で大型オフィスビルの建設が続き、入居企業の獲得競争が今後厳しくなると予想されるなか、借り手企業の多様なニーズに応えられるようにすることをねらう、としています。

導入企業と働き手、受け入れる自治体、それぞれにメリットがあり、オフィス供給企業のビジネス機会拡大にもつながるワーケーションが今後広まるか注目されます。

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