セールだけじゃない 花の金曜日「プレミアムフライデー」構想
民間企業によるブラックフライデーセールと並行して政府も消費喚起策を考えています。
当初、政府と経団連は、ブラックフライデーのような大規模なセールを実施することで消費を喚起しようと呼びかけていました。海外の大型セールの事例を参考に、シルバーウイークや11~12月にも実施したい考えを示していました。
今夏明らかにされた経産省と経団連の構想では、大規模セールの実施というよりも、月末の金曜日を早帰りにして余暇を楽しんでもらうなかで消費マインドを上げようという「プレミアムフライデー」を検討しているようです。
このプレミアムフライデーは2ヵ月に1回程度の頻度で実施が計画されており、月末の金曜は午後3時に仕事を終え、夕方の時間を外食や買い物に費やしたり、金曜夕方から旅行に行くことなどで、消費拡大を狙うものです。
プレミアムフライデーは来年2月にまずは東京の日本橋、丸の内にオフィスを持つ企業などを中心に実験的に展開されるようです。
4月以降は対象地域を拡大し毎月実行することが検討されています。
小売や飲食、旅行といった業界にとって期待が高まる施策であり、にぎやかな「花金」が戻ってきたら楽しいですね。
さて、ブラックフライデーにプレミアムフライデー、この2つの金曜日の消費喚起策は停滞している個人消費を動かすことができるでしょうか。
【おすすめ記事】
・月末金曜は15時退社! いよいよ始まる「プレミアムフライデー」、本当に休めるの?
・驚きの平均年収「902万円」はあの区! 東京23区平均年収ベスト5
・クレジット、デビット、プリペイド・・・ 違いを知って使い分けよう
・キャッシュレス社会へ 電子決済の普及で変わりゆくお金のかたち
・百貨店友の会が注目を浴びる理由