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「7」の年は荒れる? 2017年の株価の上昇余地に慎重な見方も

~騰落率と時価総額~ 5年連続高が視野に、時価総額は582兆円

2017年に予想される日本株の騰勢を見てみましょう。


下図は1995年以降の日経平均株価の年間騰落率と東証1部時価総額を示しています。
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2016年の日経平均株価は平成初となる5年連続高をうかがう一方、足元3年の上昇率は小幅にとどまっています。東証1部時価総額はすでに580兆円台に達していることから、2017年の上昇余地に慎重な見方も必要と思われます。

~申酉騒ぐ~ 過去の酉(とり)年は平均15%高

下図は、1949年以降の干支別における日経平均株価の平均騰落率を示しています。
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相場格言で2016~2017年は申酉(さるとり)騒ぐといわれています。2016年は年初来▲20%超の大幅安から急反発でプラス圏へ浮上しています。過去の酉年は平均15%高です。2017年の日本株は荒れるジンクスと堅調なアノマリーが混在します。仮に地政学リスクや円高等を機に調整があったとしても、年金や日銀の買いだけでなく企業の自社株買いも想定され、底堅い展開が続く1年と思われます。 

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