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トレンドラインで知る“買いサイン・売りサイン”~ ①株価トレンドの種類と長さ

【★基礎からわかる「テクニカル分析」入門3-1】

「The trend is your friend. 」

これは、米国の相場格言の1つです。

trendを日本語に直訳すると、「傾向」「趨勢」「流行」という意味になります。

この格言は、投資において、トレンドに逆らわず、その流れに乗ることが重要ということを意味しています。

マーケットに明らかなトレンドが確認できるときは、“順張り”すなわちトレンドフォローをすることが重要です。

ただし、目先の短期トレンドを追うのではなく、中長期のトレンドに追随することがポイントです。中長期のトレンドを見極めることが、投資成果の向上につながるでしょう。

トレンドの長さはどれくらい? ダウ理論とは

1度生まれたトレンドはどれくらい続くのでしょうか。

あの有名な経済新聞『ウォールストリート・ジャーナル』を創刊したチャールズ・ダウが提唱したダウ理論では、トレンドの長さは3つに分類されるといわれています。

※イメージ図

1. 【長期トレンド】…1年~数年間
「メイントレンド」と呼ばれ、“20%以上の値幅の変動”をともなうことも条件のひとつ。

2. 【中期トレンド】…3週間~数ヵ月
「訂正トレンド」と呼ばれ、長期トレンド中の調整局面(上昇幅の1/3押しの調整や、下落幅の1/3戻しのリバウンドなど)のことを指します。

3. 【短期トレンド】…数日間
「マイナートレンド」と呼ばれ、市場にはあまり大きな影響はないものの、市場参加者の注目が高いため投資家のセンチメントには影響を及ぼします。

トレンドの方向

トレンドの方向は、「上昇」「横ばい」「下降」の3つに分かれます。

それぞれの局面にあった売り買いの方針をとることが勝率を上げるのに有効です。

上昇トレンドや下降トレンドが明確に現れる局面は少ないですが、いったんトレンドが発生すると、そのトレンドが向かう方向に値幅をともないつつ進むため“順張り”(トレンドに沿って売買すること)が、ポイントです。

一方、振幅があまり大きくなくトレンドがない、トレンドレス状態=横ばい局面が相場の大半を占めます。

横ばいのボックス相場では、「RSI」や「ストキャスティクス」などの逆張り指標であるオシレーター系指標が有効です。「オシレーター」とは「振幅」という意味で、その銘柄が買われすぎなのか、売られすぎなのかを教えてくれます。

株価が行ったり来たりするボックス相場で短期のオシレーター系指標を用いると、売買シグナルが数多く発生するため、売買機会は多くなります。

しかし、1回当たりの売買による利益は比較的小さいため、勝率が高くても利益がなかなか伸びない局面といえます。

トレンドを学ぶ意味はずばり、「みんなが気にするから」

さて、株価にはトレンドがあることがわかりました。

ダウ理論などテクニカルの基礎となるような考え方をはじめ、これから紹介していくようなテクニカル指標を学ぶ大きな意味は、市場参加者のなかでこのトレンドや指標を使って売買している人がたくさんいるからです。市場参加者たちがつくるトレンドと“友達”になりたいのなら、どんな性格の友達なのか知ることから始めるべきでしょう。

基本的な知識があるだけでも、チャートの見え方は変わってきます。

「“カン”に頼ったトレード」から抜け出して、相場の流れや市場心理を読みながら売買できるよう頑張っていきましょう。

>>次のレッスン「トレンドラインで知る“買いサイン・売りサイン”~②正しいトレンドラインの引き方」

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