Home / お金のコラム / 難しい分析はしなくても20万円儲かった 白鳥さんの信用取引体験日記~50代男性がお金と健康な身体を手に入れるまで~

難しい分析はしなくても20万円儲かった 白鳥さんの信用取引体験日記~50代男性がお金と健康な身体を手に入れるまで~

そろそろ老後のことも気になりだした一般の個人投資家 白鳥さん(50代後半男性・素顔はちょっとコアラに似ている)のはじめての信用取引体験に、お金のキャンパス編集部が密着取材。貯金はほぼお酒に消えていたという白鳥さんが、一念発起して株式投資に挑戦。しかも、リスクが高いといわれる「信用取引」に…!? そのリアルな投資の全記録を複数回にわたって公開します。

前回は、損失をコントロールするためのルールを考えた白鳥さん。今回は新しい投資手法を仕入れたんだとか…?

7週目:“ボリンジャー”登場!

2週連続で稼ぎがないのは良くないような気がすると思っていたところに、ボリンジャーバンドとかいうテクニカルチャートを自信満々に説明している女性に出会う。えっ?何レンジャー?やっぱりピンクは女性?ずいぶん強そうだね!などと思いながら聞いていると、「いろんなチャートがあるけど、これは使える!」とのこと。半信半疑だったが、良い人なので挑戦してみることに。
すでに建玉は5つなので返済が必要。みずほのアナリスト予測で買った銘柄4つのうち、株価が一番安い銘柄を除く3つと、カレー屋さんの株を同時返済。カレー屋さんの株はマイナス2万円に近づいてしまったが、他の3つは少しずつ増えていたので、相殺して1万円ちょっとのプラス。結局アラートメールは来ないまま。同時に返済したので損切りしている感覚もない。
さて、ボリンジャーでと思って、テクニカル分析の解説動画を見たがビックリするほどチンプンカンプン。わからない言葉が山ほど出てきて断念。基礎からやらないとだめなのね!彼女にもう一度会って教えてもらってからにすることに。

ということで、結局、空いた4つを例のみずほのアナリストの買いシグナルから選んで信用買いで埋めることに。株価1000円台の銘柄を3つ。もう1つは、残した株価が一番安い銘柄で、大きな値動きがまだなかったので建て増ししてみた。小さな勝負!
あっ!3つ選んだつもりが1つを2回買ってしまった!まあいいか!
と思っていたところに、某銀行が不適切融資でストップ安のニュースを聞く。こういうのもやってみようかな?と思い、2回買ってしまった銘柄を1回分だけ返済(プラス1万円)して信用買い(初の寄成)を予約注文。朝、気配値を見ながら指値を入れようと思ったが、朝から人間ドックでできない。もちろん最大マイナス1割で返済する予定なので、アラートメールをセット。指値返済の週中注文予約でもよかったかな?

この週は2万プラス
ただいまの保証金:130万8千円
「信用取引ということばもそうだけど、証券用語はいちいち難しい!一般の方は近づかないでくださいと言われているような気がしてならない!」などと思いつつ、ルールの知識が不足していることに気づく。
2週連続で稼ぎがないのは良くないような気がする・・・と思うということは、長く持つと10%以上増えないといけないと思うようになるということ?まずい気がする。
とりあえず、毎週5万円程度→毎月10万円以上に変更することにした。

ちょっとずつでも全部赤くなって(プラスになって)、嬉しいひと時

いま、全部で230万円ほど建てているが、元手は129万円(もともとは110万円)。しかも担保にしているだけで、使っている訳ではない。株も保有しているわけではなく建てているだけ。つまり、お金を使わずに、株を現物で保有することもなく稼いでいる!(信用では建玉として保有と同義)
そして普段の金遣いも少し緩和されお酒の量も減った。普段見ないニュースも見るようになり、信用取引は健康にも頭にもいいみたい!

テクニカル分析
株価チャートの形や需給の指標から、値動きを予想する分析手法。ボリンジャーバンドだけではなく、さまざまな種類がある。→基礎からわかるテクニカル分析入門

寄成(よりなり)
市場が開始したとき=寄付(よりつき)に、成行(なりゆき=いくらでもいいから買う)で注文すること。

気配値(けはいね)
市場開始時間前に出されている買い注文の値段と売り注文の値段の状況です。
一番高い買い注文の値段を「買い気配値」、一番安い売り注文の値段を「売り気配値」という。

 

【「白鳥さんの信用取引体験日記」バックナンバーはこちら】
第一回 110万円からはじめるリアル投資の全記録。
第二回 マイルールを決めてプラス5万円。
第三回 儲かる株のヒントは日常のなかに…
第四回 損で大ケガしない条件を考えてみた。

【「白鳥さんの信用取引体験日記」続きはこちら】
第六回 5年で3億円超え!? 妄想ふくらむ白鳥さん