ブラックマンデー発生の原因は?その後どうなったの?
ブラックマンデーは、さまざまな要因が絡み合って起こったといえます。
ブラックマンデーの引き金を引いたのは西ドイツの利上げであるとの指摘や、ルーブル合意の協調政策の破綻が原因であると見る向きもあります。元は、1980年代初頭の米国の双子の赤字問題に原因があるとの見方もあります。また、金融工学を使ったプログラムでの自動売買システムにより拡大したという話もあります。
ブラックマンデーの発生により、米国では1988年に金融市場において価格の急変時に、一時的に売買を停止させ、冷却時間を置いた後市場を再開する制度「サーキットブレーカー」が設けられました。日本でも東京商品取引所、大阪取引所の先物・オプション市場において導入されています。
ブラックマンデー発生後、日本では、金融緩和政策によって世界同時株安から素早く立ち直ってバブル経済へと進んでいくことになります。
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