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米大統領選 トランプ大統領誕生でマーケットはどうなる?

アメリカの国旗の前で手を挙げている影
(写真=PIXTA)

予想外のトランプ大統領

日本時間の11月9日にかけて投開票が行われた米大統領選挙は、大方の予想を裏切り、共和党のドナルド・トランプ候補が勝利しました。また、同時に行われた議会選挙では共和党が上下両院とも多数を占める結果となりました。

トランプ候補の勝利によって、今後の米国の政治に対する不透明感が高まったことになります。今後は議会と現実的な政策の落としどころを見いだせるかが焦点になるでしょう。「メキシコ国境に壁を建設する」など極端な政策に対しては議会がNOということで実現する可能性は低いとみられます。また、妥協が成立すれば、金融市場が不透明感の後退や企業寄りの政策を好感する可能性が高いと考えられます。

為替市場は乱高下

投開票日当日の11月9日、ドル円レートはトランプ候補勝利の可能性が高まるにつれて、朝方の1ドル=105円台半ばから、一気に101円台前半まで4円強ものドル安円高が進みましたが、その後NY引けにかけては105円台後半まで買い戻されるなど、いわゆる「往って来い」の展開となりました。目先はリスク回避の動きやアメリカの利上げが先送りされるのではないかとの思惑によって、改めてドル安円高圧力が強まる可能性には注意が必要です。しかし、ドルが米国市場で買い戻された通り、市場は一定程度トランプ大統領誕生を評価しているようです。

日本株は一時急落したが…

大統領選挙が実施された11月9日、日経平均株価は前日比919円安の16,251円と8月3日以来の安値をつけました。一方でこの日、米国株は新大統領による成長重視策への期待から大幅上昇となっています。日本株を含め、株式市場は目先、米国経済の成長期待から再びしっかりした値動きがみられるのではないかとの考えに基づくと、日経平均株価も企業業績の底入れ期待を背景に年内18,000円台を目指すとの予想もあります。

米国株はしっかりの展開を想定か

トランプ大統領が議会と協力しつつ政治運営を行っていくことができるのならば、企業寄りの政策が株式市場で評価されることで、米国株はしっかりの展開が期待されます。個別にはその政策から、防衛関連や石油・石炭関連企業、製薬・バイオ関連企業などが注目されます。一方、オバマケア廃止の可能性が高まり、病院運営会社や医薬品卸売業には厳しい展開が予想されています。

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